Apple社のプライバシーポリシー変更に備えて

January 20, 2021

タグ: Industry Perspectives, Marketers, Publishers

Casie Attardi Jordan
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Apple社は昨年、アプリに関するプライバシーポリシーの変更を発表しました。たとえば、イベントレポートやデータプライバシーラベルの送信、ユーザートラッキングの承認用プロンプトといった機能を実現するための新たなフレームワークが挙げられます。この変更の発表で最も注目すべき点は、IDFAを収集するには新たにユーザーからの許可が必要になることです。2020年9月に公表されたアップデートで、Apple社は開発者に実施延期を通知しましたが、その日程はまだ決まっていません。 

このプロンプトの実施日がいつになるとしても、Apple社の変更は、iOS端末上の広告を測定する従来の方法について混乱を招いています。そこで重要なのは、将来の変更に備えて今からビジネスの体制を整えることです。 

MoPubはこれまで通り、MoPubのプラットフォームに信頼を寄せる数多くの開発者やパブリッシャー、バイヤーへのサポートと、モバイルアプリのイノベーションの促進に取り組んでいきます。このガイドでは、Apple社がプライバシーポリシーの変更を実施したときに備え、モバイルアプリのパブリッシャーやバイヤーに役立つ「ToDo」チェックリストを紹介します。 

モバイルアプリパブリッシャーのためのチェックリスト:

1. すぐにプロンプトの実装テストを始めましょう。そうすることで、プロンプトが実行されたときに、IDFAを最大効率で収集できる成功戦略が立てられます。プロンプトの柔軟性が制限されることと、プロンプトがユーザーに1度しか表示されないことを考慮すると、ユーザーのオプトインまたはオプトアウトの影響を詳しく説明する「プリプロンプト」を独自に作成して追加してもよいでしょう。この方法の利点は、みなさん自身のネイティブなデザインとコピーをプリプロンプトに利用できることです。透明性の高い方法を採り入れれば、ユーザーの信頼につながるだけでなく、IDFAの提供についてユーザーからの同意が得られやすくなるかもしれません。   

2. 関連パートナーのSDKバージョンを使って、みなさんのアプリをアップデートしましょう。IDFAの一貫性が保てない場合のために、Apple社は、アトリビューションフレームワークとしてSKAdNetwork APIを提供しています。 収益化パートナーのSDKを、SKAdNetwork APIに対応している最新バージョンにアップデートしたか確認してください。MoPubの場合、パブリッシャー向けには5.14+ SDK、デマンドパートナー向けにはプログラマティックエクスチェンジを通じてSKAdNetwork APIに対応させています。

3. みなさんのアプリのInfo.plistファイルがアップデートされているか確認しましょう。その際には、すべての収益化パートナーのIDも確認してください。SKAdNetwork IDでアプリを設定する際には、MoPubのSKAdNetwork IDと、希望するInfo.plistファイルの販売先に関連するすべてのDSPのIDを追加してください。そうすることで、みなさんのアプリがMoPubとの提携を希望していることと、これらのバイヤーからの入札を受け入れていることが分かるようになります。詳しくはMoPubのiOS integration guideをご覧ください。

4. MoPubのSKAdNetwork IDs Managerツールを利用しましょう。みなさんに関連するSKAdNetwork IDの収集と処理が可能になります。こちらのツールをご利用ください。MoPubとの提携を希望しない方でも利用できます。このツールを使うと、MoPub、Marketplaceのバイヤー、MoPubの支援パートナーのリスト、支援と関わりのないサードパーティーのリスト、パブリッシャーのカスタムリスト用に、SKAdNetwork IDの処理と複製を行った後、最終的にInfo.plistを出力し、みなさんのアプリに簡単に統合することが可能になります。

モバイルアプリのバイヤーのためのチェックリスト:

1. Apple社の変更は、ユーザーに関わるアドレス可能なモバイルアプリのエコシステムの一部に影響を及ぼすにすぎないことを覚えておきましょう。Androidの場合、広告IDのトラッキングには標準的なGoogleの広告IDを利用しているので、これまで通り計測を続けることが可能です。Apple社の変更が及ぼす全体の影響を把握することはできませんが、IDFAには、プロンプト手段のテスト、試行錯誤、改良をパブリッシャーによって行える余地が残されていると予想しています。ですから、この変更により、広告主がモバイルアプリの購入履歴を追跡しづらくなるとは考えていません。

2. SKAdNetworkを活用しましょう。MoPubは、広告パートナーが署名クリック数をSKAdNetwork APIに送信できるようにして、SKAdNetworkのアトリビューションをサポートしています。この署名とそれに関連するメタデータがDSPからMoPubに提供されると、この情報がMoPub SDKからApple社のSKAdNetwork APIに受け渡されます。SKAdNetworkの活用を希望するDSPも、Apple社に登録する義務があります。詳しくはimp.ext.skadn fieldをご覧ください。

3. インストール後に最も意義のあるイベントを考慮しましょう。SKAdNetworkのアトリビューションシステムは、限られた量のインストール後のデータ(6ビット)を購入プラットフォームに送り、費用の最適化も可能にします。このデータの制限に対処できるよう、最終段階で最も重要なイベントを考慮して最適化を行い、SKAdNetworkを最大限活用して情報を伝達する方法について購入パートナーと連携することが必要です。

4. IDFAを使用しない購入のためにコンテキスト広告を検討しましょう。広告主にとって幸運なことに、アプリ内広告の在庫はコンテキスト広告の強力なツールになり得ます。新たなプライバシー環境でキャンペーンのターゲット設定を行うのに欠かせない選択肢になります。コンテキスト広告活用のヒントをご覧ください。そのアプリ内環境ならではの予兆を活用できる、大きなチャンスを生み出せます。

MoPubは、これからもパートナーと連携を図り、プライバシーに関わる状況の推移に合わせて、アプリのエコシステムの知見やベストプラクティスを共有していきます。ご質問がありましたら、MoPubの担当者にお問い合わせになるか、サポートセンターをご覧ください。

About the author: Casie Jordan, Sr. Director, Professional Services & Partnerships

Casie leads the Global Professional Services & Partnerships teams for MoPub. Casie joined MoPub in 2014 and tweets from @kcavery. Prior to MoPub, Casie held management positions at Adobe and Operative Media. She proudly hails from the Jersey Shore, loves the Olympics, and looks forward to Halloween each year.

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