MoPubとセガの事例でゲームの業界用語や広告フォーマットの知識をテストしてみよう

July 14, 2020

Tags: Publishers, 2020

Sega Sonic the Hedgehog
Sara Penchina

@sarapenchina

Nicolas McConnell
See all blog articles

当社は最新のモバイルゲームのオーディエンスモバイルゲームの成り立ちに注目してきました。次は、安定した基盤を持つ超有名パブリッシャー、セガの事例を使って、鍵となるモバイルゲームの業界用語や広告フォーマットについて詳しく調べてみましょう。絶え間なく進化する現在のゲーム業界にあって、イノベーションを繰り返しながら最終的に自社のゲームが持つ最高の実力を維持したいと思ったら、ゲーム業界の最新用語や最新動向を勉強し続けても、文字通り苦痛にはならないでしょう。こちらを読めば、ゲームの業界用語やフォーマットに関して知っておくべき情報をはじめ、アプリ収益化戦略全体にかかわる重要な方策が分かります。

短期集中コース: 知っておくべき(または復習しておくべき)ゲーム業界の専門用語

経済
ゲーム内経済(仮想経済)では、ゲーム内でのアイテムや行動、報酬に価値が置かれています。重要なのは優れた経済の仕組みを考案し、プレーヤーがゲームのあらゆる側面を楽しんでやり込みたくなるようにすることです。セガの人気タイトルSonic Dash(ソニックダッシュ)を例に挙げると、ユーザーがゲームを楽しくプレーできるだけではない、非常に巧みな経済の仕組みが考案されています。ソニックの有名な小道具のリングを、ライフ表示や強化アイテム購入用の通貨に使用しているのです。またゲーム内経済の仕組みでは、パフォーマンスに明確な価値を置くことで継続的な利用を促し、プレイヤーが機能をアップグレードしてゲームを先に進めたくなるようにしています。

コイン×2

通貨
通貨はゲーム内の資金としてプレーヤーがそのゲームタイトルの経済活動に使用します。そのうち多くのゲームは複数の通貨を使用しています。それは「ソフト」通貨(ゲームのプレーを通じて定期的に獲得できる通貨)と「ハード」通貨(アプリ内購入で主に実際の金銭を支払って獲得する通貨)です。そのため、意図した目的に合うよう各通貨のバランスを取り、プレーヤーに対して分かりやすく一貫した価値を提供することが極めて重要です。Sonic Dashでは主に3種類の通貨が使用されています。

リング: ソニックでおなじみのゴールドリングです(この画像を見たら、きっと分かるでしょう)。豊富に用意されていて、ゲームの中を駆け抜ける間に獲得することができます。セガは、この実装に工夫を加え、リングの獲得をそのままゲームプレーの目的にしました。プレーヤーがオリジナルのソニックシリーズに回帰してしまう損失を抑え、同時にソニックの強化やアップグレードの資金にできるようにするためです。「ソフト」通貨の素晴らしい事例です。

レッドリング: このリングは、報酬としての獲得頻度は少ないですが、ゲームの中でやられた後にコンティニューするために使うことができます。「ハード」通貨が巧みに実装されています。

ジェム: ミッションをコンプリートすると獲得できるアイテムです。プレーヤーはこのジェムを使用し、破壊されたゾーンを再建して美しい自然を取り戻すことができます。完全に回復させたゾーンが増えるにつれて、獲得できる報酬も(通貨または新規追加キャラクターという形式で)増えていきます。

ゴールドリング、レッドリング、ブルージェム

メタゲーム
「メタゲーム」という用語には複数の意味があり、文脈や状況によって異なります。この言葉に対してどんな印象を持ったとしても、この考え方はモバイルゲームにとっては重要です。簡単に説明すると、メタゲームは、ゲーム内経済の仕組みを利用する、ゲームの主要な動作に反応するといった、基本的なゲームプレーを取り巻く進行システムのことを指します。Sonic Dashの場合、メタゲームは、さまざまな能力を備えたキャラクターのアンロックやアップグレードを繰り返し行いながら、ソニックやその仲間たちが駆け抜けるさまざまなゾーンを取り戻したり切り開いたりすることを指します。 

キャラクターの基本能力メニュー

コアループ
コアループとは、プレーヤーの操作時の主な展開のことで、ゲームデザイン周辺の構造を指します。コアループは一般的に3つの要素から構成されています。セガのSonic Dashを基本例にして説明を進めます。

操作: プレーヤーはソニックを操作して、リングを集めたり、生き物を助けたり、Dr.ロボトニック(Dr.エッグマン)のメカをやっつけながら、ゾーンを駆け抜けます。

報酬: ゾーンを駆け抜けたプレーヤーは、道中で拾ったリングや助けた生き物に応じて報酬を得られます。

展開: プレーヤーは、リングを消費して、ポイント加算時間の延長や、ダッシュブーストエリアの強化などといったアップグレードを行います。またプレーヤーは走っている途中で生き物を助けることもできます。助けた生き物はゾーンをアンロックして再建したり、プレーヤーの報酬経験値にしたりするのに使用できます。

操作、報酬、展開

ゲーム業界の専門用語の知識を活用して自社のゲームに最適な広告フォーマットを採用しよう

今日のゲーム業界、特にモバイルゲーム業界は、開拓時代といってもいいでしょう。というのも自社のゲームにユーザーを引き込む方法に正解も不正解もないからです。結論として、ゲームの構築や収益化の方法次第で、ゲームに柔軟性や創造性をもたらすことができます。ユーザーは、それぞれの多種多様な好みをきっかけにゲームに興味を持ち、プレーをする可能性があることを認識しましょう。そうすればゲームそのものとプレーヤーの価値観との間のバランスが取れたとき、収益化の成功につながる素晴らしいチャンスが生まれるかもしれません。そのとき、多種多様な広告フォーマットが効果を発揮します。一部のユーザーにはゲームに現実世界の通貨を使う人もいるかもしれませんが、現実を考えると、どれだけゲームに入れ込んでいようと、広告収益化の計画を綿密に練らない限り、アプリにお金をあまり使いたくないというプレーヤーが大半でしょう。成功しているモバイルゲームは一般的に次のような広告フォーマットを組み合わせることによって全体の収益を確保しています。

リワード動画広告
リワード動画広告はほぼすべての形態のゲームに効果的だということが証明されています。AdColony社によると、事実、収益で上位を占めるモバイルアプリやゲームのパブリッシャーの89%が何らかの動画広告を利用しています。例えば、始めたばかりのユーザーや積極的に遊んでくれないユーザーのために、プレーヤーが短い動画を見るとアプリ内報酬が獲得できるようにする方法があります。このような組み合わせで最も成功している例は、プレーヤーがゲームをプレーしている際、その時していることに関連した報酬の価値を、即時かつ明確に提示する方法です。

収益で上位を占めるモバイルアプリやゲームのパブリッシャーのうち、89%が何らかの動画広告を利用

「セガでは、これまでA/Bテストと競争力の分析を数多く行い、当社のプレーヤーにとって何が最も効果的なのかを判断してきました。ユーザーは、ゲームプレーの切りのいいところで入るインタースティシャル広告に慣れていますので、リワード動画広告を戦略的に考えた場所に表示すると、その価値を高められるでしょう。このようなユニットを連携させれば、プレイヤーをゲームにつなぎとめておけるようになるでしょう」

— ダニエル・オルティス氏、セガ社、広告収益化部門ディレクター

インタースティシャル広告
ほとんどのゲーム、特にゲームの途中に明確な切れ目があるゲームは、各種のインタースティシャル広告を組み込んだ方がいいでしょう。ゲーム中のプレーヤーに多重ループで何度も訴求できる短時間のコマーシャルと考えましょう。クリエイティブなパブリッシャーなら、プレースタイルや顧客生涯価値によってユーザーを細分化し、そのユーザーに最適なインタースティシャル広告になるよう育てていくことができます。

ゲーム中の画面キャプチャー(複数)

バナー広告
一般的な印象とは異なり、バナー広告はフードデリバリーアプリやニュースサイトに使用されるだけではありません。実際、ゲームデザインの美しさを維持できるよう配慮して実装すると、パブリッシャーは画面の空きスペースを最大限活用できます。そうすることで価値あるブランドの広告主のバナーを設置して収益を得られるというわけです。

ゲーム中のバナー広告

「バナー広告は、適切に統合して使用すればリスクの低い選択肢といえます。さまざまな場所でテストしてきましたが、チャーン(解約)は一切確認されていません。頻繁にバナー枠を購入しているブランドがあり、それが当社の広告在庫が優れていることを外部に示す良いきっかけになっています」

— ダニエル・オルティス氏、セガ社、広告収益化部門ディレクター

オファーウォール広告
オファーウォール広告は、ゲーム内の通貨や経済の仕組みと上手く連携させることで強力な収益源になります。Tapjoy社の調査によると、Tapjoyのパブリッシャーはオファーウォール広告とリワード動画広告を併用しており、リワード動画広告を単独で使用したときと比較して114%の収益向上を実現しています。またTapjoyのオファーウォール広告を利用している企業を対象にした調査結果や、そのネットワーク状況から得られたデータによると、オファーウォール広告がモバイルアプリの収益化に極めて重要な役割を担い続けていることが示されています。この広告フォーマットを利用すると、ゲームのユーザーは パブリッシャーが選択したコンバージョン率に応じた報酬を受けることができます。例えばアンケートの回答や他のゲームの試遊など、アプリ外のちょっとした作業をお願いするために、時には気前のいい報酬を用意するとよいでしょう。オファーウォール広告は、これまで解説した他の広告フォーマットほどリーチは大きくありませんが、お金をあまり使わない人がゲームの経済の仕組みの中でお金を使ってくれるようにする力を持っています。

携帯電話にあふれている惑星、地球

事業を開始したばかりで広告にあまり詳しくないアプリの開発者や開発企業に向けて、セガ社のマイク・エヴァンス氏(モバイル&デジタル戦略担当シニアバイスプレジデント)は次のような助言をしています。

「最初に設定した広告が想定したターゲットにリーチしなかったとしても落胆しないでください。信念に基づいた方針をテストに採り入れる一方で、季節、獲得したいソース(人・物・金など)やターゲット(対象)、テクノロジーの進化、法令のような変動する事項の状態にも気を配ってください。すべて結果に偏りをもたらす可能性があるからです。いつも新しい仮説を考えて、適切な企画を行う方法やA/Bテストを読み解く方法を学びましょう。収益化の成功は長い道のりです」

— マイク・エヴァンス氏、セガ社、モバイル&デジタル戦略担当シニアバイスプレジデント

皆様がモバイルアプリ収益化の目標を達成するために、MoPubがどのように貢献できるか興味を持った方は、当社のチームまでお問い合わせください。

Copyright 2020 MoPub (a division of Twitter, Inc.)
Twitter、MoPub、Twitter birdのロゴは、Twitter, Inc.またはその関連会社の商標です。その他サードパーティのすべてのロゴと商標は、各所有者の所有物です。このデータは「現状のまま」提供され、情報提供のみを目的としており、正確性を期すようしかるべき努力をしていますが、誤りが生じる可能性があります。